「神は死んだ」というが、信仰の対象はなにも「神」だけではない

「コペル君 いま君は、大きな苦しみを感じている なぜそれほど苦しまなければならないのか それはね コペル君 君が正しい道に向かおうとしているからなんだ」 『君たちはどう生きるか』の一節である。おそらくこの本の主題を込めた一節だと思われるが、僕は…

成功とは愛されることだと僕は思う

「成功とは何か?」と問われれてすぐに答えが出る人はどれくらいいるだろうか。 そんなことを考えてしまったのは、さきほど仕事帰りにこんな記事を読んでしまったからである。 www.businessinsider.jp ここで紹介された人物たちによれば、成功とは、お金や権…

エゴの押し付けになっていないかの判断は難しいよね

「ほら、母さん昔美大に行きたかったって言ってたじゃん。いまはこういう通信課程で取れるらしいよ、美大の学士が」と僕は多少興奮気味にまくし立てた。つい先日、いくつか美大のパンフレットを抱えて実家へ帰り、ダイニングテーブルでそれを広げてあれもあ…

「専門領域に逃げ込むことこそ専門家の怠慢である」があまりにも金言

別ブログで2017年3月16日に書いていたものを転載。 **************** 記事の更新から随分遠のいてしまっていました。 日々の生活に追われていると、どうしても俯瞰的な視点というのは持ちにくくなるように思います。少し立ち止まって、ゆったりと、そしてじ…

法学とはなにか

2016年11月26日に別ブログで書いていたものを転載。なぜか「社会学」って言葉を連発しているけど、たぶん社会科学のこと。 ******************* 末弘先生が法学もしくは法律を生業とする人たちに対して、「理屈だけで考えるな。現実の事象を観察しろ」と警告…

民法学者・末弘厳太郎の憂鬱は続くよどこまでも

別ブログで2016年11月23日に書いていたものを転載。 ******************* 前の記事でこんなことを書きました。 コンピュータが工学的技術を爆発的な速度で進化させていく現代において、抽象的な事象だけを頭でこねくり回す法学のような学問が、果たしてどれ…

法という概念は生き残ることができるのか

2016年11月12日に別ブログで書いていたものを転載。 ********************* 「法」と行っても色々とあります。 みなさんが法律とか弁護士とかと言われてまず想像するのは、いわゆる「六法全書」と呼ばれる分厚い本だと思います。 六法全書にはたしかに基本的…

宝くじ売り場に並ぶ人たちは果たして幸せなのだろうか?

長蛇の列がある。それはそれは長く、老若男女がそこにはいる。 みなさんは、銀座の数寄屋橋交差点の近くに宝くじ売り場があるのはご存知だろうか。土日のそこは、文字通り人で溢れかえっている。 初めてそれに遭遇した時、僕は激しい嫌悪感を抱いてしまった…

2017年早くも総括のための下準備その2読んだ本編

ここ1年くらいで読んだ面白かった本、載せます(プログラミング関連、農業関連、ベーシックインカム論、ブロックチェーン論、その他経済系政治系の新書等は載せていません。そういえばサピエンス全史まだ読みかけだったなぁ…)。 なお、最後の『海の鳥・空…

2017年早くも総括のための下準備その1行ったところ編

この1年だいたいこんな感じで過ごして、イベントやら芸術祭やら展示などに行ってきました。 時系列順でつらつらまとめます。2017年は「(機械との対比で)人間としていかに生きるべきか」的な模索をしていたような気がします。 なお、以下にはほとんど一人で…

Reborn-Art Festival 個別作品のざっくり感想

Reborn-Art Festivalは、石巻でこの夏行われている芸術祭で、39組のアーティストが参加している他にも、たくさんの音楽家や料理人が一体となってお祭りを盛り上げています。いわく、「アート」「音楽」「食」を楽しむことのできる新しいお祭りとのこと。 先…

北アルプス国際芸術祭 番外感想〜出会い編

僕も先日行ってきた北アルプス国際芸術祭の宿泊先で楽しい出会いがあったので、備忘として。 shinano-omachi.jp ちなみに泊まったのはこちら。レトロ可愛い感じ。 tabiyado.jp 北アルプスの麓のゲストハウスで出会った人の話をしよう。普段出会わない人と普…

北アルプス国際芸術祭 個別作品のざっくり感想

北アルプス国際芸術祭は、この夏、長野県北部の信濃大町にて行われる芸術祭で、国内外から40組ちかいアーティスト達が参加しています。 先日、3日間かけて、この芸術祭を回ってきたので、備忘を兼ねて個別の感想をつらつらまとめてみます。 shinano-omachi.j…

プレゼント買うのってホクホクするよね

5月にあるイベントといえば、皆さんは何が思いつくだろうか。 「ゴールデンウィーク!」との答えが返ってくるのは容易に想像できるが、一応「母の日」というものがある。Wikipediaによれば、母へ感謝を表す日として、日本では5月の第2日曜日がそれにあたるそ…

ヨシモト見に行って「現実とは何か」を考えたという話

みなさんは、渋谷にも吉本の劇場があることをご存知だろうか。ヨシモト∞(無限大)ホールという名で、日夜、芸人たちがしのぎを削っている。 昨日のこと。友人と渋谷で回転寿司を食べ終わったのが18時20分。今日は日曜日で明日からまた仕事だけど帰るには早…

世界にアイドルは3種類しかいない

「世界にアイドルは3種類しかいない」という仮説を思い付いた。ここでいう「アイドル」は、概念としての「かわいい」を体現している存在くらいの印象でいてもらって構わない。 その細かい内容に入る前に、まずは以下のMVを見ることから始めたい。 アイドルを…

人を感動させるのって結局は人だよね

「っていうか、めちゃめちゃ久しぶりだよね」 そう言われるのも無理はない。昨日会った友人とは、たぶん10年ぶりくらいにちゃんと会って話をしたのだから。彼は高校1年のときのクラスメイトだが、おそらく彼も僕と前に話したときの記憶はないと思う。でもひ…

ノー・モア・フェイスブック

フェイスブックが面白くない。詰まらない。ツマラナイ。 ノー・モア・フェイスブック!と、裸一貫、(インターネットという)公共の場で叫び続けてはや2ヶ月が過ぎようとしている。 ミクシィの田舎風味溢れるみかん色を忘れかけたころ、まさに「フェイスブ…

【AKB48学】おわりに アイドルにとって、『人生』とは何かーアイドルの未来を信じて

Kindle化を断念した幻の『AKB48学』。そのブログ化企画です。 (経緯と目次はここでご確認ください→『AKB48学』っていうタイトルのKindle本を出そうとしてやめた話) 今回の記事が最後です。もはや『AKB48学』はほぼ出版されたも同然となりました。 いやはや…

【AKB48学】コラム7 アイドルは、自分の映し鏡にすぎない

Kindle化を断念した幻の『AKB48学』。そのブログ化企画です。 (経緯と目次はここでご確認ください→『AKB48学』っていうタイトルのKindle本を出そうとしてやめた話) ******* コラム7 アイドルは、自分の映し鏡にすぎない 僕のAKBとの5年間に渡る旅は、大…

【AKB48学】コラム6 すべての人は、『アイドル化』していく

Kindle化を断念した幻の『AKB48学』。そのブログ化企画です。 (経緯と目次はここでご確認ください→『AKB48学』っていうタイトルのKindle本を出そうとしてやめた話) ******* コラム6 すべての人は、『アイドル化』していく 本の冒頭、「はじめに 」で、大…

【AKB48学】コラム5 だから結局『好き』って何?

Kindle化を断念した幻の『AKB48学』。そのブログ化企画です。 (経緯と目次はここでご確認ください→『AKB48学』っていうタイトルのKindle本を出そうとしてやめた話) アイドルに恋するということは、きっとつらいことなのだのあとに入れる予定だったコラムで…

【AKB48学】コラム4 秋元康は、『神』として君臨し続けるのか

Kindle化を断念した幻の『AKB48学』。そのブログ化企画です。 (経緯と目次はここでご確認ください→『AKB48学』っていうタイトルのKindle本を出そうとしてやめた話) 僕が指原莉乃さんを“怪物”と呼んだわけという記事の後のコラムです。 ******* コラム4 秋…

【AKB48学】コラム3 『卒業』しても、この世は回っていく

Kindle化を断念した幻の『AKB48学』。そのブログ化企画です。 (経緯と目次はここでご確認ください→『AKB48学』っていうタイトルのKindle本を出そうとしてやめた話) ******* コラム3 『卒業』しても、この世は回っていく 卒業について考えるとき、面白いの…

【AKB48学】コラム2 『好き』を語る

Kindle化を断念した幻の『AKB48学』。そのブログ化企画です。 (経緯と目次はここでご確認ください→『AKB48学』っていうタイトルのKindle本を出そうとしてやめた話) ******* コラム2 『好き』を語る 大島優子にとって、『センター』とは何か、いかがだった…

【AKB48学】コラム1 アイドルは、女神ではなく天使にすぎない

Kindle化を断念した幻の『AKB48学』。そのブログ化企画です。 (経緯と目次はここでご確認ください→『AKB48学』っていうタイトルのKindle本を出そうとしてやめた話) *************** コラム1 アイドルは、女神ではなく天使にすぎない NMB48には、「ここに…

【AKB48学】はじめに 大島優子にとって、『アイドル』とは何かー壮大な勘違いに宿る力を信じて 

Kindle化を断念した幻の『AKB48学』。そのブログ化企画です。 (経緯と目次はここでご確認ください→『AKB48学』っていうタイトルのKindle本を出そうとしてやめた話) はじめて本を開いたかのような感覚で、読んでみてください。 ************** はじめに 大…

『AKB48学』っていうタイトルのKindle本を出そうとしてやめた話

とりあえず僕のブログ、来年早い段階でKindle版として出版してみることにした。AKB関連まとめてもうちょっと過失修正して、何かしら描き下ろしも加える。— さこ (@Sako_sksk) December 29, 2015 ということで、山本彩さんのことを語って最後にしようと思うー…

「宿命」なんてわからないけど明日も日は昇る

大学院に入る直前の3月、東北で大きな地震と津波、そして原発事故というショッキングな事件を経験した。東京は自粛ムードで、あかりの灯っていない渋谷を見てなぜだか悲しい気分になったことを覚えている。僕らの大学の卒業式もなくなり、大学院の入学式も…

「やりたいことがわからない」けど明日も日は昇る

僕が最後に書いたAKB48論まとめにおいて、「好きを知る」が出発点だと書きました(山本彩さんのことを語って最後にしようと思うーAKB48論まとめ)。でも結局自分が何が好きで、そして何がやりたいのか、さっぱりわからなかったので、その原因と対策について…