未来に言葉はあるのか

僕が司法試験受験前に考えていたこと

 

ツイートの最後の方、ワンピースばりに「新世界へ!」とか格好つけていることは、ご愛嬌として。

 

「言葉こそがコミュニティを形成する」というのが、このツイートにおける意見です。

 

猪子寿之さんが考えていること

ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」の代表・猪子寿之@inoko21)さんが書いた記事(グローバル化は、英語化じゃなくて、非言語化!)から、ちょっと長いですが、とても面白いことが書いてあるので引用します。

…世界のいけてるグローバル企業は…、英語ではなくて、非言語化を重要視している気がしている。

…企業の消費者に対するコミュニケーションも、非言語な方法にシフトしている。例えば、勢いのあるグローバル企業の消費者へのコミュニケーションを見ると、有名人が出て、なんかしゃべったり、キャッチコピーのような言葉を使ったりするというよりは、プロジェクションマッピングだったり、テクノロジーとかを駆使したインタラクティブな身体的な体験だったりの、より非言語的な表現で、コミュニケーションをしようとしているような気がするのだ。

 

…もしかしたら、日本は、非言語文化が発達していて、それは、世界の中で、非常に、競争力があるかもしれないのだ。歴史を紐解けば、能や、絵巻物語があったし、そして、マンガがある。非常に非言語な文化である。そして、非言語的な文化が世界ではうけている。そう、非言語な表現は、実は日本の強みなのだ。

 

…国は、公共の場所にある全てのテキストを廃止し、非言語表現にトライすべきだ。どう考えても、国民全員が英語をしゃべれるようにならないし、世界中の人々が英語をしゃべるようになるわけでもないんだから、世界でもっとも非言語で生活できる都市を目指した方が良い。そうすれば、世界中の人々にとって、とても居心地の良い都市になるだろう。それに、まあ、何せ、東京の都市にいる人が全員英語がしゃべれるようになって、「はい、グローバル都市ですよ。観光客来てください」なんていったりすることを目指すより、圧倒的にずっと、ずっと、ずっと、ロマンチックだ!!

 

ふーむ、なるほど。

これはまた全く考えたこともなかった話ですな。

 

「非言語化こそがグローバル化」と、非常にすっきりした意見です。

 

未来に言葉はあるのか

猪子さんのいう「非言語化」への流れが進んだ場合、僕がツイートした「言葉こそがコミュニティを形成する」は崩壊し、「非言語であっても、コミュニティは形成できる」世界が訪れる可能性があります。

 

実際、非言語世界は、既に進行しているのかもしれません。

例えば、グローバル展開をしているイケアなんかで家具を買った場合、組み立て方についての取扱説明書に言語表記はなく、図解のみで全て済んでしまっています。

他にも、例えば、好きなアーティストのライブに一人で出かけた場合、隣にいる他人とは何ら言葉を交わさなくとも、互いに熱狂しながら同じ経験を共有しているという事実そのもののために、ゆるーいゆるーい仲間意識、すなわちコミュニティが形成されているのかもしれません。

 

さらに言えば、僕がツイートで引用している言葉「ビミョー」は、言葉であることには違いありませんが、その余りにも“微妙”な意味合いを“言葉”によって説明することは困難です。

今まで生きてきた中で無数に存在した「ビミョー」な体験の集合及びその最大公約数的存在が、まさに「ビミョー」という言葉の意味合いであって、それは多分に非言語的文脈の中でしか理解できない性質のものだったりします。

「ビミョー」という言葉が使えることは、すなわち、「ビミョー」を使う場面という非言語的感覚を理解していることと同義となります(まさか自分で具体例を出しておきながら、逆にそれが当時の自分の首を絞めることになるなんて…!!)。

 

結局、「ビミョー」を適切な場面で繰り出すことが可能な人物同士は、その言葉の存在ゆえにコミュニティとなる(心理的距離が近くなる)というより、言葉の背景にある非言語的感覚を共有しているとわかったため、コミュニティとなると考えることができます。

 

他にも、非言語的感覚の理解が必要な言葉はたくさんあります。

おもてなし、もったいない、ヤバい、かわいい、エグい、等等。

 

こういう定義が流動的で曖昧な言葉を使う場面が増えることが、すなわち非言語世界なのかもしれませんね。

 

まぁ、でも、非言語世界が本当に来て、言葉を好んで多く操る人種が絶滅危惧種となるのは、まだまだまだまだ先でしょう。

 

みんなエスパーにでもなるなら話は別だけど。

 

非言語世界がくるのって、早くても100年後とか?

 

ここで嘘か真か、衝撃のつぶやきを発見したので引用します。

 

 

…なんと!! 

みなさん、どうやら非言語世界はすぐそこまで来ているようです。

 

ってことは、もしかして、こんなブログを長々と書いてる僕は、そしてこんなブログをここまでちゃんと読んでしまったあなたは、早くも絶滅危惧種?!

 

…ふーむ、それなら、絶滅危惧種で結構。

絶滅危惧種同士、集まって、その経験を共有して、コミュニティでも形成するとしましょうか。

 

そのためには、もはや言葉は必要ないかもしれない。

 

…あれ、それってもしかして、憧れの非言語世界?!

 

それでは。もんもん。